てくてくニャーニャー

たまにブロぐ

アメリカの友人が訪ねてきた話

アメリカの友人とその彼氏がうちに遊びに来ました。

 

 

一緒に魚屋さんに行き、近所をドライブし、最後にうちでご飯を食べるという、日常的な暮らしぶりを見てもらったのですが、着眼点の違いを感じられる楽しい一日となりました。

 

 

 

不二家の前を通った時は、ペコちゃんの置物を指差して

 

彼氏 Ooo, terrifying... (恐ろしい…)
彼女 Look her eyelashes are painted! (見て!まつ毛が描かれてある)

 

ペコちゃんという名前だと伝えると

 

二人 Ooo, Peeko... (ピーコ…)

 

 

 

魚屋に到着して、氷の上に並べられたお魚たちを前に、今日食べたいのは?と尋ねると

 

彼女 Anything, but I like shiny sparkly ones, (どれでもいいけど、きらきらピカピカのが好き)

 

サヨリに興味を持ったようだったので、サヨリにする?と聞くと

 

彼氏 Sayuri! Same as my dad’s sister! Doesn’t look like her though
(サユリ!お父さんの妹と同じだ!彼女とは似てないけど)

 

 

生きたカニを見つけると

 

彼女 Look it’s breaded! (見て!パン粉がまぶしてある)
彼氏 Why? They’re still alive! (なんで?まだ生きてるのに!)

 

パン粉ではなくおがくずが、乾燥を防ぐためにまぶしてあるのだと説明。

 

 

その後、彼女が食べたかったウニと、夫が食べたかった本鮪を購入して、近所の田んぼへ。夏には一面のクソ緑となる田んぼも、今は何も植わってはいませんが、とりあえず連れて行ってみました。

 

 

彼氏 Are there any people who steal rice? (お米盗む人っているの?)

 

ん?

 

彼氏 You know, in the States people pick apples and berries (アメリカでは普通にリンゴとかベリーとか取るからさ)

 

いや知りませんよ…

 

彼氏 There’re even apple picking dates (デートでリンゴ取ったりもするし)

 

えっリンゴ狩りfor free…?!!

 

 

どこまでがアメリカンジョークかわかりませんでしたが、彼氏の「何を盗る人がいるか?」という質問はしばらく続きました。

 

畑を見たら、野菜を盗む人はいるか?
電柱を見たら、電気を盗む人はいるか?

 

 

 

 

さて、家に着き、とりあえず作っておいた大量のおでんと、買ってきた刺身を切って出したのですが、あっという間に無くなり、

 

きっとフライドポテト好きだろうという偏見のもとに、山盛りのポテトを揚げたら、お箸を使ってポリポリと、5分と経たずに完食。

 

白ご飯もサラダも出したので、すごい量だったと思うのですが、さすがのアメリカン。気持ちのいい食べっぷりでした。

 

彼女の方が食べたいと言っていたウニは、彼氏の方は引き気味で

 

彼氏 Where did all the purple spines go? (紫の棘は一体どこへ?)

 

これは ”insides” なのよ、と彼女が説明したのを受けて彼氏がウニを口に運ぶと

 

彼氏 Too intense for me. Plus I don’t like the idea... (自分には濃厚すぎるし、発想自体あまり好きじゃないな…)

 

なるほど、確かに見た目グロいですしね。
でも美味しいウニでした。彼女はパクパク食べてました。

 

 

日本酒とのマリアージュも楽しんでもらおうと、神亀の生うすにごりを冷酒で、その後ぬるく燗をつけて、それぞれお刺身と一緒に楽しんでもらいました。こちらはン〜〜〜♩との評価をいただきました。

 

最後は彼氏がピーティなウイスキーが飲みたいと言ったので、アイラ数本に加えタリスカーも飲みくらべ。

 

流れで辰巳蒸溜所のアブサンも出すと、アメリカではアブサンの入手は非合法(所持は合法)だから飲んだことがなかった、ということも聞けました。妖精が見えちゃうからかな〜、などと楽しい話をしていたらあっという間にお開きの時間に。

 

アブサンは飲めなくても、今度は私が二人のところへ訪ねられたらと思う、素敵な一日でした。

 

 

最後にアメリカっぽく、ドライバーをしてくれた夫に感謝を申し上げたいと思います。Thanks a lot!